第77回「水鳥、浮寝鳥」結果発表


体句賞3点 (二句あり)
浮寝鳥のみどにうれい溜めており 野路子
●「身体言葉」に真面目に取り組んでいる作者の姿勢が伝わってきて心地いい蘆白
●「水にまじらぬものがあり」落花生
●「言葉が美しい」こより

3点句
水鳥や目付牧野の朱引線 盧白
●「水鳥の行方定めてとぶかげや 1もとっても佳いです」伊藤
●「堂々としている」雪人
●「其処に水鳥が居る風景、冬の景色です。」万作

1点句
姉さまと兄さまをまね浮寝鳥 雪人
●「さま」を何とも奥ゆかしく浮寝鳥の姿をほうふつさせます。 野路子

荒海をわたるあい間の浮寝鳥 白玉
●「あい間がよい感じ」笛吹

水鳥や手の鳴る方は雲の上 落花生
●「心が広がる感じ」みねの里


11月の兼題「煤払、煤掃」

旅寝して見しやうき世の煤払 松尾芭蕉

我家は団扇で煤をはらいけり 小林一茶




体句の条件①からだ言葉(腹、腰、胸などの身体に関する語句)を入れる。②575の型を守る。③和語(訓読み)を用いる。投句はお一人一句、下記メールフォームにて。〆切は15日。投句公開は20日頃、選句の〆切は月末。結果発表は翌5日頃になります。

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第77回「水鳥、浮寝鳥」投句公開(追加あり)

一   水鳥や歩いて行かねばならぬ寺
二   水鳥や手の鳴る方は雲の上
三   水鳥や目付牧野の朱引線
四   水鳥や山懐にすくと立ち
五   姉さまと兄さまをまね浮寝鳥
六   荒海をわたるあい間の浮寝鳥
七   あわい踏み水鳥すすむ海の水
八   浮寝鳥のみどにうれい溜めており

※投句済で掲載されていない方はお知らせ下さい。
【選句方法】自作以外でもっとも佳いと思った一句とその評を、右の投稿フォームにてお送りください。〆切は月末です。選句はオープン参加ですので投句していない方もどうぞ。

第76回「刈田、穭(ひつじ)田」結果発表

体句賞3点
泣き声を運んで閑か刈田まで 蘆白
●「赤ん坊の頃の 風、匂い、光、影の心地よさ」こより
●「泣き声にひきつけられる」まみが丘
●「閑かとそれまでの泣き声の変化」天津甘栗

2点句
大刈田かいなを櫂にしてわたろ 野路子

●「『あ』と『お』の母音が交互に行進して躍動がある」蘆白
●「リズムよく元気。」雪人

穭田ににぎわい誘うあしあとよ こより
●「過去のにぎわいを此処に見ているのが愉しい」万作
●「穭田の話をききつつ何となく」名なし

刈田踏む童の笑う影やさしき 雪人
●「おちつく」ちゅん
●「情況がうかぶ」みねの里

1点句
色産んでこうべを上げる穭の田 落花生

●「こうべを上げたら色が生まれていた、産んだのは田、照らされたのは私。」荘丘

肩の荷を下ろし息つく刈田かな 白湯
●「すっとよめる」笛音

穭田や祭囃子の指切りげんまん 万作
●「再会を寿ぐあかしここそこに」落花生


11月の兼題「水鳥」
鴨・雁・鳰(にお)・鴛鴦(おしどり)など水に浮かぶ鳥を総称したもの。秋、渡ってきて春、去るものが多く、冬季の季語となる。浮寝鳥ともいう。

さしのぞく木の間月夜や浮寝鳥 たかし

水鳥に人とどまれば夕日あり 汀女



体句の条件①からだ言葉(腹、腰、胸などの身体に関する語句)を入れる。②575の型を守る。③和語(訓読み)を用いる。投句はお一人一句、下記メールフォームにて。〆切は15日。投句公開は20日頃、選句の〆切は月末。結果発表は翌5日頃になります。

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体句会実践のお知らせ
日時:12月15日(金)16時から21時
場所:横浜稽古場
内容:「句作100句。連句独習。」

第76回「刈田、穭(ひつじ)田」

一   肩の荷を下ろし息つく刈田かな
二   刈田踏む童の笑う影やさしき
三   泣き声を運んで閑か刈田まで
四   大刈田かいなを櫂にしてわたろ
五   穭田ににぎわい誘うあしあとよ
六   色産んでこうべを上げる穭の田
七   穭田や祭囃子の指切りげんまん

※投句済で掲載されていない方はお知らせ下さい。
【選句方法】自作以外でもっとも佳いと思った一句とその評を、右の投稿フォームにてお送りください。〆切は月末です。選句はオープン参加ですので投句していない方もどうぞ。

第75回「鮭颪」「竹の春」結果発表(追加あり)


体句賞(2点)
竹の春うなじを碧い風通る 野路子
・目線が定まっていない感じがして佳いなあと思いました。 雪人
・素直に情景がうかびました。 風

1点句
よろしくと父が言いけり鮭颪 雪人
・「言う」が体言葉というのはどうかと思うけれど 軽い感じの上五が鮭颪と不協和音して想像をかきたてる。 廬白

大ぶりに風と唄ふや竹の春 ふうりん
・「大ぶりに」が、たおやかな竹林、そして若々しい緑を想起させます。 野路子

湯あがりの父のしわ深き竹の春 こより
・中七の切れ具合が面白い。四もいいですね。 落花生

象(きさ)の背にゆっくりと乗り竹の春 盧白
・優雅です。だんだんに満ちてくるものがあります。 ふうりん

この指に止まれとばかり竹の春 落花生
・若々しい竹の葉が、風になびき さわさわと音がきこえてくるようです。 こより



10月の兼題 「刈田」または「穭(ひつじ)田」

穭(ひつじ)田とは、刈り終えたあとの稲株から新しくのびてきた芽が穭(ひつじ)であり、その穭(ひつじ)の出ている田を穭(ひつじ)田という。



体句の条件①からだ言葉(腹、腰、胸などの身体に関する語句)を入れる。②575の型を守る。③和語(訓読み)を用いる。投句はお一人一句、下記メールフォームにて。〆切は15日。投句公開は20日頃、選句の〆切は月末。結果発表は翌5日頃になります。

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