第74回「藪からし」結果発表

体句賞4点
しめるほど胴深くなり藪からし 落花生
●「今の時期に合っている」佐渡
●「動けないけど深くなっていく感じ」山吹
●「まとまる感じがいいと思います。胴が漢語だけど気にならなかった。」蘆白 
●「胴、と、しめるの感じが面白かったです」畔道

3点句
足占(あしうら)をして藪からし焚きにけり 蘆白
●「この季節の空気感が感じられる。」へぎ
●「何か流れる感じとにほいがある。」そば
●「ひとつ花咲かせほどける藪からし」落花生

かくしごと小さき足あと藪からし ふうりん
●「かくしごと、という言葉に惹かれる。」トム
●「すっとよめました。今回の選句むずかしかったです。」こより
●「すっと入ってきて、読んでいてくすぐられる感じが愉しい。」おかゆ

ひざこぞうかかえてうらの藪からし こより
●「子供のころ、いじめっ子に見つからないように隠れた草藪のを思い出しました。」ふうりん
●「絵が浮かぶ、四番も好き。」てんてん
●「そっと灯を燈す夕暮れ」雪人

2点句
藪からしあの木篭られ枯吐息 畔道
●「寂びて次へと繋がる小さき風景に誘われます。」万作
●「枯吐息が佳い」サビ猫

1点句
のの字描く人さし指の仇(あだ)藪からし 万作
●「色っぽくて佳い。」上越




9月の兼題「鮭颪」もしくは「竹の春」
鮭颪
鮭が産卵のため川を上って来るこの時期に吹く強い風をいう。東北地方の呼称。

竹の春
竹は晩春から初夏にかけて筍の発生する前後に落葉して
秋になると青々と茂り成長の時期をむかえる。


体句の条件①からだ言葉(腹、腰、胸などの身体に関する語句)を入れる。②575の型を守る。③和語(訓読み)を用いる。投句はお一人一句、下記メールフォームにて。〆切は15日。投句公開は20日頃、選句の〆切は月末。結果発表は翌5日頃になります。

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第74回「藪からし」投句公開

一   藪からしお役目果たす鼻の先 
二   のの字描く人さし指の仇(あだ)藪からし
三   足占(あしうら)をして藪からし焚きにけり  
四   かくしごと小さき足あと藪からし 
五   ひざこぞうかかえてうらの藪枯  
六   しめるほど胴深くなり藪からし 
七   藪からしあの木篭られ枯吐息
   

※投句済で掲載されていない方はお知らせ下さい。
【選句方法】自作以外でもっとも佳いと思った一句とその評を、右の投稿フォームにてお送りください。〆切は月末です。選句はオープン参加ですので投句していない方もどうぞ。

第62回「天の川」投句公開

一  背中には龍の刺青天の川
二  足下の崩れ落ちたる天の川
三  いしぶみの背上がり下がり天の川 
四  天の川湯浴みの背中息熱し 
五  人の世の渡るに渡れぬ天の川
六  天の川爪弾いてみる弦の音
七  橋探し足疲れ果て天の川  
八  子の宿るところ明るし天の川  
九  鱗にも息吹きかけよ天の川
十  背にあびて五右衛門風呂や天の河 

※投句済で掲載されていない方はお知らせ下さい。 
もいう
●選句方法
自作以外でもっとも佳いと思った一句とその評を、右の投稿フォームにてお送りください。〆切は月末です。
選句はオープン参加とします。投句していない方もどうぞ。

参照  天の川
初秋の8月が最も明るく見える、川状に横たわる星群で、太陽系をも含む銀河系のこと。銀河ともいう。英語ではmilky way(ミルキーウエイ)、galaxy(ギャラクシー)。

第61回「時鳥」結果発表

体句賞  3点(2句あり)
夜も更けて白髪抜きたる時鳥  玄米

●「白髪と時鳥の組み合わせが素晴らしい。上五が説明的でなければもっと佳い句になるのでは」蘆白
●「年を重ねるっていいですね」雪人
●「何となく笑えてきます。十もほほえましいです」伊藤
時鳥夫婦げんかに口を添え こより
●「今回はどう詠んでも声には行くのだし、こうなるとだんだんカラダ語を離れていきそうですね」荘丘
●「血が通っている日々のよさ、に」畦道
●「3羽カラスならぬホトトギスと夫婦の取り合わせが面白い」小麦

2点句
鋸を目立てしてをり不如帰  蘆白

●「鋸の目の上がる下がる、不如帰の鳴き声の上がる下がる、楽しそうです」ふうりん
●「なぜだかひかれました」こより

1点句
猫おもひ口真似励む時鳥  荘丘

●「うちの猫がいそいそと家出してから二ヶ月。いまどこに?これは私のための句ですね」野路子
たなごころ包む響きや時鳥 落花生
●「手のひらからほんわかしてきそうな感じです」あずき
鳴かぬなら嘴捨てよ時鳥 小麦
●「生きるとはかくも厳しきものなのか、それなればこそせいぜい鳴けるだけ鳴いてみようかと、思わせてくれる勇気をもらいました」 玄米
白湯を汲む撫で肩の背や時鳥 畦道
●「句の持つリズムが、ほととぎすの鳴き声に重なってきました」落花生

8月の兼題
「天の川」

第50回「われから」投句公開

一   わたつみの汚れわれから鳴きやまず
二   手小鉢のあふるる水やわれからと
三   頬すぎる風われからと波の音 
四   大えびの鬚に割殻憧れし
五   われからと鳴く闇の背を我が恋は
六   われからの我からとどの口が言ひ
七   われからに七七つける喉仏   
八   夕月夜われから隠れて浪の泡 
九   われからや切られし爪は雲色に 


※投句済で掲載されていない方はお知らせ下さい。 
●選句方法
自作以外でもっとも佳いと思った一句とその評を、右の投稿フォームにてお送りください。〆切は月末です。
選句はオープン参加とします。投句していない方もどうぞ。
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