第73回「夏深し」結果発表

体句賞3点
二人から川の字になり夏深む 畔道
●「くずれた川の字が目に浮かぶし、幸せな気分になる」百日草
●「しあわせ」こより
●「見えない一本の線が様々に変化していく、味わい深い一句」落花生

2点句
夏さびて深々となる鼻の穴 落花生

●「ナンセンスだが堂々としている。」蘆白
●「よい」ちゃん

夏深し潜(くぐ)りの門の蟇股(かえるまた) 蘆白
●「見張りの猫さえうだる東照宮の夏が浮かびます。」万作
●「のが効いて、涼しい。」雪人

夏深し布滝透す石の肌 万作
●「布を広げたような滝の流れが、涼やかです」あずき
●「夏が深まり滝の涼しさの心地よさ」ルフナ

夏深し彼の人のゆく幾百里 雪人
●「あの世とこの世を自在に行き来する旅というかんじ」山吹
●「奥行き、距離感」天津甘栗

1点句
夏深しおくりおくられなびく髪 こより

●「ゆらめく感じでよかったです」サンドイッチ

川辺笑む誰ぞ撮ったげて夏深し 荘丘
●「とったげての流れの今様さがいいです。」畔道

8月の兼題「藪からし」
野原や路傍に生え、茎は蔓になって他物に巻きつく。初秋のころ、淡緑色の小さい花を多数開く。一名貧乏蔓(びんぼうかづら)


体句の条件①からだ言葉(腹、腰、胸などの身体に関する語句)を入れる。②575の型を守る。③和語(訓読み)を用いる。投句はお一人一句、下記メールフォームにて。〆切は15日。投句公開は20日頃、選句の〆切は月末。結果発表は翌5日頃になります。

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体句会開催のお知らせ
日時:8月19日 9時から14時
場所:横浜稽古場
テーマ:「100句作って場の集注へ」

第73回「夏深し」投句公開

一   夏深しおくりおくられなびく髪 
二   夏深し布滝透す石の肌 
三   二人から川の字になり夏深む   
四   汗かきて裡のお掃除夏深し 
五   夏深し潜(くぐ)りの門の蟇股(かえるまた)  
六   川辺笑む誰ぞ撮ったげて夏深し 
七   夏深し彼の人のゆく幾百里
八   夏さびて深々となる鼻の穴

※投句済で掲載されていない方はお知らせ下さい。
【選句方法】自作以外でもっとも佳いと思った一句とその評を、右の投稿フォームにてお送りください。〆切は月末です。選句はオープン参加ですので投句していない方もどうぞ。

第72回「五月雨」結果発表

体句賞2点(2句あり)
わら葺の五月雨ききて墨をする こより
●「五月雨の過ぎて息吐く萱の屋根」落花生
●「わら葺屋根に雨が滲みてくる感じがなんともいい感じです」あずき
牛買と牛の小脛や五月雨るる 蘆白
●「ともにあった農の風景が懐かしい」こより
●「ふりかえる少年のまなざし何うつす」伊藤

1点句
五月雨や足攫らわれて夢醒めぬ すずめ子

●「音の心地よさにうとうと・・・ふっと起こされる。五月雨降り続く景色です」万作
五月雨の空を見つめて次を待つ あずき
●「しかし雨とか次のことなど全く知らず次までを目一杯に動いているからだのことだ」荘丘
五月雨やゆばりぶくろを通り抜け 小麦
●「ゆばりぶくろと最上川は等価」蘆白

7月の兼題「夏深し」
夏も盛りの土用のころである。<夏闌(たけなわ)・夏深む・夏さぶ>
うすもやをこめて菜園夏深む 蛇笏
みちのくの夏闌の案山子かな 汀波
「7月の兼題は落花生(俳号)が担当しました」

体句の条件①からだ言葉(腹、腰、胸などの身体に関する語句)を入れる。②575の型を守る。③和語(訓読み)を用いる。投句はお一人一句、下記メールフォームにて。〆切は15日。投句公開は20日頃、選句の〆切は月末。結果発表は翌5日頃になります。

第72回「五月雨」投句公開

一   わら葺の五月雨ききて墨をする 
二   五月雨の前に佇む宵の口 
三   五月雨やゆばりぶくろを通り抜け   
四   牛買と牛の小脛や五月雨るる 
五   五月雨や亡き子が壁をとんとんとん  
六   五月雨や足攫らわれて夢醒めぬ 
七   五月雨の空を見つめて次を待つ
八   五月雨や何ごともない日の空と手
九   五月雨に滲む笹の葉墨の息

※投句済で掲載されていない方はお知らせ下さい。
【選句方法】自作以外でもっとも佳いと思った一句とその評を、右の投稿フォームにてお送りください。〆切は月末です。選句はオープン参加ですので投句していない方もどうぞ。

第71回「烏賊」結果発表

体句賞 4点
烏賊の皮はぐやみやまの雨あがり こより

●「佳いですねえ。この膨らみにはなかなか辿り着けない」蘆白
●「全体の景色がおもしろい回。字に書いてみて、書きやすいのは一と八でした。墨絵に銀の一か、緑青の八。今回は緑青の八とさせていただきます」雪人
●「景色の転換が鮮やかです」落花生
●「烏賊の慟哭は龍の嘶きか」小麦

3点句
するめいかお猪口の脇を千鳥足 青々

●「味・匂い・舌触り・・・ほろほろ愉しいひとコマです」万作
●「もうすぐできあがり」畔道
●「イカ刺しが大好物、とてもおいしそうです。今回は酒の肴がいっぱいで」伊藤

2点句
月上る音滑りゆく烏賊の耳 落花生

●「烏賊には月の上る夜は空気感が違うのだろうか」あずき
●「烏賊の耳は音を聞いているのか?耳の上をただ滑っているのか月は静かにある」 玄米

1点句
烏賊ぬめる透明な肌の奥底 畔道

●「烏賊の歯触りと海での様を感じ、烏賊になった感じがしました。透明が和語でなかった」こより

6月の兼題「五月雨」
旧暦五月の雨。「さみだれ」の「さ」は田植えの古語。昔、田植えはもっと遅かった。早苗(さなえ)の「さ」と同源。「みだれ」は「水垂れ」で雨の意味。 梅雨の長雨のこと。旧暦で今年は、五月が二回のうるう年。天災が懸念されている。

体句の条件①からだ言葉(腹、腰、胸など身体語)を入れる。②575の型を守る。③和語(訓読み)を用いる。投句はお一人一句、下記メールフォームにて。〆切は15日。投句公開は20日頃、選句の〆切は月末です。結果は翌5日頃になります。
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